看護師は身近な癒しのカウンセラー
看護師の仕事は、その名のとおり患者さんの看護を第一にすることです。この看護とは、心と体を1日でも早く健康で元気な状態にフォローすることを目的としており、患者さんが自立できる環境をお手伝いします。入院中などでは、バイタルサイン(血圧・心拍数など)をチェックしたり、歩行や食事の介助をしたりします。また同時に患者さんの心のケアとして、ベッドサイドやナースステーション等で患者さんの話を優しく聞いてあげます。では、この「カウンセリング」も看護師の仕事なのか?と疑問を持つ方がいるかも知れませんね。
カウンセリングは、カウンセラーの仕事であり、専門のカウンセラーが別にいます。しかし、カウンセラーの業務では、より専門的な分野での質問や分析等が行われるのに対して、看護師のカウンセリングは患者さんの話を聞いてあげることで、ストレスの解消や安心感、そして解決策の手段にも繋がっています。決して専門的ではないにしろ、カウンセリングとして成り立っているのです。カウンセリングの基本は対話、そして聞くことにあります。皆さんも看護師さんが話を聞いてくれたおかげで気分的にも安心されたことがあると思います。多くの人が看護師さんと話ができてホッとしたと言われます。まさに白衣の天使と呼ばれる所以ではないでしょうか。
看護師の仕事はカウンセラーではありませんが、患者さんの話に耳を傾けて、訴えをしっかり聞いてあげる事は大切です。会話は信頼関係を構築する上で重要な要素のひとつです。そのような背景から、カウンセリング技法を学ぼうという看護師は非常に多いようです。心理カウンセラーの仕事がひとつの学問として確立されている理由です。また最近は、専門の心理カウンセラー講座も沢山あります。
特に看護師向けの講座やセミナーとしても、メンタル心理士や看護師実践講座というものがあります。看護師の仕事は大変で辛いといわれながらも日夜努力を惜しまず、自身のスキルアップを目指す方が多いのです。これもすべて患者さんとのコミュニケーションや病気の回復に強い条件なのですね。多くの看護師が、もっと患者さんの力になりたい、カウンセリングが出来る看護師になりたいと思い、このような勉強に励んでいます。
看護師本来の仕事にプラスして、患者さんの話をうまく聞き出して、その内容から解決策を見いだしてくれる看護師が増えると心強いですね。
看護師は専門カウンセラーではありませんが、看護師の仕事自体が看護だけでなく、元々、患者さんの話を聞いてあげることから始まりますので実践と経験の豊富な看護師ほど話を聞くのは上手です。個々の看護師が持つ雰囲気や性格など、話しやすい看護師がいることも事実ですし、その看護師と意気投合すれば、自分の訴えを聞いてもらえるだけでも肩の荷が下りる事も多いですね。
いかに看護師が患者に癒しの効果を持っているかがご理解いただけたかと思います。しかし、看護師に甘えるのではなく、患者自身が早期に自立することが最優先ですので、医師や看護師の指示を仰ぎながら、自分で出来る事は自分ですると心構えが大切ですね。
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